目次
ダート新馬戦の特徴
新馬戦は、2歳6月から3歳2月ごろまで行われています。
レース条件も様々で、芝だけでなくダートの新馬戦もあります。
ダートの新馬戦では、出走馬同士の実力差が激しい場合があるのの特徴です。
日本競馬はG1の多くが芝レースであり、将来が期待されている馬は芝路線からスタートします。
過去には、後のダートチャンピオンも2歳時には芝レースを走っていたということもあります。
よほどダート向きだと判断されなければ、能力が高いと芝レースへと出走するのが基本です。
ところが、明らかにダートで実力を発揮する馬だとなれば、将来が期待されていてもダート戦デビューすることになります。
そうなるとダート戦では他馬との実力が顕著に表れ、圧勝をすることも珍しくありません。
こういった馬を見つけ出せれば、馬券を的中させることも可能です。
今回は、新馬戦の中でも、ダート戦に注目してみました。
ダートの新馬戦で活躍している種牡馬などを紹介するので、ダートの新馬戦の攻略に役立ててくださいね。
ダートの新馬戦で注目の種牡馬
ダートの新馬戦では、種牡馬データを確認するのが大事です。
ダートは向き不向きが明確に分かれ、父馬によってその傾向はある程度わかります。
ダート戦を得意としている種牡馬を理解しておくと、予想に役立つこと間違いなしです。
特に新馬戦のダートに特化し、注目すべき種牡馬をまとめてみました。
ゴールドアリュール
ダート戦の予想をするなら、絶対に押さえておきたい種牡馬が「ゴールドアリュール」です。
「ゴールドアリュール」は現役時代に、フェブラリーSや東京大賞典などのG1を勝利しました。
種牡馬入りすると、自身と同じようにダートで活躍する産駒を輩出しています。
「ゴールドアリュール」産駒は、2歳戦でも好成績を残す傾向があります。
ダートの新馬戦において、「ゴールドアリュール」産駒は無視できません。
特に中距離適性が高く、1700~2000m戦の勝ち鞍が多いのも特徴です。
ダート新馬戦でさらに中距離レースだった場合には、評価を上げたいところです。
まさにダートのスペシャリストとして活躍している種牡馬なので、「ゴールドアリュール」産駒は常にチェックしてくださいね。
ヘニーヒューズ
新馬戦では、早熟タイプの種牡馬を確認しておく必要があります。
早熟タイプの産駒を多く輩出している注目の種牡馬が、「ヘニーヒューズ」です。
「ヘニーヒューズ」自身も2歳G1を制していて、代表産駒の「ヨハネスブルグ」も欧米2歳王者に輝いています。
血統的に早熟タイプであることは間違いなく、早い時期の新馬戦で活躍を見せています。
「ヘニーヒューズ」産駒は芝とダートの両方で活躍していますが、特にダート戦での勝率が高いです。
距離はマイル戦までこなせるので、マイルまでの距離で積極的に狙いたいところです。
3歳になっても能力は落ちないので、3歳限定戦でも狙ってみたい種牡馬となっています。
コースは東京と京都のダートコースが得意なので、東京と京都のダート新馬戦で評価を上げるようにしてください。
パイロ
ダート戦で短距離から中距離まで万遍なく良い成績を残しているのが、「パイロ」です。
「パイロ」産駒は勝ち鞍のほとんどがダート戦であり、ダート適性の高い種牡馬として注目が集まっています。
コースについては中京と京都を得意としています。
ローカルよりも中央の競馬場で良い成績を残している点も魅力で、中央競馬場のダート戦で特に狙いたいところです。
産駒は2歳重賞を勝っている馬もいるので、仕上がりが早いのも特徴です。
馬場状態は幅広くこなし、良馬場でも重馬場でも問題はありません。
仕上がりが早いものの、ピークは長く続きます
じりじりと成長を続け、4歳になっても活躍している産駒が多い傾向もあります。
ダートを幅広くこなしているので、ダート戦ではどのような条件でも「パイロ」産駒をチェックしておきたいところです。
サウスヴィグラス
ローカルのダート戦で勝ち星を多く稼いでいる種牡馬が、「サウスヴィグラス」です。
「サウスヴィグラス」は、2109年末までの近3年間で狩倉の全てがダート戦とまさにダート専門の種牡馬となっています。
産駒は、パワフルなスピードで先行力があるというのが特徴です。
「サウスヴィグラス」を狙うなら、短距離のダート戦がおすすめです。
特に1300m以下の距離において、好成績を残しています。
札幌や新潟といったローカル競馬場で良い成績を残しているので、ローカルのダート新馬戦では評価を上げたい種牡馬です。
オルフェーヴル
ダート戦で注目なのは、自身がダート馬だった種牡馬だけではありません。
芝レースで活躍していた「オルフェーヴル」産駒は、意外にもダート戦で活躍する傾向が見られます。
産駒にはパワータイプの馬が多く、その点がダート戦でも活きているようです。
特に中距離のダート戦で良い成績を残していて、京都のダートコースが得意となっています。
小倉のダートでも好成績を残しているので、小倉ダートの新馬戦でも積極的に狙いたいところです。
スタミナ豊富な産駒も多いので、ハイペースの消耗戦となりそうな新馬戦では特に注目です。
代表産駒の「ラッキーライラック」は2歳G1を制しているので、産駒は2歳から力を出し切れています。
ただし、東京のダート戦では苦戦しているので、東京ダートの新馬戦では割引きが必要です。
ダート戦が得意な馬の特徴
ダート戦が得意としているかを判断できるのは、血統面だけではありません。
ダートを得意としている馬の特徴は、馬体にも表れます。
そのため、ダートの新馬戦ではパドックで、ダートが得意かどうかを見極めることもできます。
ダートの新馬戦は、芝レースと違ってスピードよりもパワーが大事です。
砂をパワフルに走り抜けられるかがカギとなり、パワーのない馬がダート戦は不向きです。
ダート戦を得意としている馬は、筋肉量の多い馬となります。
馬体をチェックするときには、筋肉がしっかりと付いているかを確認するようにします。
特に脚の付け根の筋肉が盛り上がっていると、ダート戦において要注目です。
また、馬体重が大きく、体格の良い馬もダート向きです。
馬体重が大きい馬はそれだけパワーがあり、ダートの砂をものともしません。
逆に小柄な馬は非力な傾向があり、ダートで苦戦を強いられます。
血統だけではその馬の全てを理解することは不可能なので、パドックで馬体をチェックしダート適性を見極めるようにしてください。
まとめ
新馬戦は様々な条件で行われ、芝レースだけでなくダートレースもあります。
クッション性の高い砂の上で行われるダートレースでは、スピードよりもパワーが重要です。
芝レースとは全く違う能力が求めらえるので、好走するためにはダート適性がカギとなります。
ダートの新馬戦を予想するときには、種牡馬の産駒傾向を頭に入れておくと予想に役立ちます。
種牡馬によって、産駒が芝を得意としているか、ダートを得意としているか分かれているからです。
また、ダートの新馬戦で良い成績を残すためには、仕上がりの早さも重要になってきます。
仕上がりが早いかどうかも、種牡馬によって傾向が変わってきます。
ダート向きで仕上がりの早い種牡馬が、ダートの新馬戦では狙い目です。
今回紹介した種牡馬の傾向を理解して、ダートの新馬戦で激走する穴馬を見つけ出してくださいね。