目次
新馬戦の基礎知識
競馬の新馬戦は、予想が難しいレースです。
なぜ、新馬戦の予想が難しいのかわかりますか?
新馬戦は、一度もレースを走ったことがない馬のみが出走できるレースです。
出走馬は全てレースに初めて出走する馬ので、過去のレースデータがありません。
競馬予想の基本は、過去の戦績からの分析です。
過去の戦績からその馬の実力や適性を見極めて、上位に来れるかどうかを判断します。
競馬予想において核となる過去の戦績がないため、新馬戦の予想が難しいのです。
新馬戦の馬券を買うときは、他のレースとはまた違った賭け方が必要です。
同じように考えていては、新馬戦ならではの要素で戸惑ってしまいます。
今回は、新馬戦で儲けるための買い方について考察しますので、是非参考にしてくださいね。
新馬戦が行われる時期
競走馬は2歳になったら、レースでデビューができるようになります。
6月から新馬戦が始まり、成長の早い馬は2歳の夏にはデビューします。
最近は1歳馬の育成が進んでいて、早い時期から力を発揮できるという馬も珍しくありません。
2008年から新馬戦には、「メイクデビュー(開催競馬場名)」という愛称がつけられています。
呼称が変わっただけなので、本来の新馬戦と中身は変わりません。
また、新馬戦は3歳になった1月や2月にも開催されていますが、2021年から3歳新馬戦を廃止する方向でJRAが検討していることが明らかとなりました。
最近では牧場での育成が進んでいるのも、要因の一つとなっています。
どの時期に競走馬をデビューさせるかもポイントで、新馬戦で実力が発揮できるかどうかを判断することも大切です。
新馬戦で稼ぐための4つの買い方
新馬戦は予想が難しいレースなので、がむしゃらに馬券を買ってしまうと痛い目に遭ってしまいます。
新馬戦ならではの馬券の買い方で、回収率をアップを目指していかなければいけません。
そこで、新馬戦で儲けるための馬券の買い方やポイントを紹介します。
単勝・複勝が大事
新馬戦では単勝馬券や複勝馬券の重要度が上がります。
なぜなら、新馬戦は予想が難しいので、2頭や3頭の組み合わせを的中させるのは困難だからです。
高配当を狙うためについつい3連単を買ってしまうところですが、単勝や複勝で確実に的中を狙うのも一つの方法です。
穴馬が1着となれば、単勝でもそれなりの配当が期待できます。
仮に18頭立てなら、18分の1で単勝が当たるという計算になります。
これは、3連単と比べると、圧倒的に当たりやすい確率です。
馬券は的中させなければ意味がありません。
的中率を高めることが、プラス収支にするための鍵となります。
単勝や複勝なら競馬初心者でも馬券を当てやすく、的中の喜びを味わえるでしょう。
予想力向上にも役立つので、単勝と複勝を活用して新馬戦での予想力アップを目指してください。
少頭数なら1着固定の馬単
新馬戦では頭数が揃わなくて、少頭数となってしまうこともあります。
デビューの時期によっては出走する馬が少なくなることも珍しくないので、少頭数の場合の馬券の買い方も押さえておく必要があります。
少頭数のレースは、オッズが低いのが特徴です。
頭数が少ないということは馬券の組み合わせも少なくなり、オッズが低くなってしまうのです。
単勝や複勝だとオッズが低すぎて、的中させてもあまり旨味がありません。
そこで、少頭数の新馬戦では、1着固定の馬単を狙うという方法があります。
馬単は1着と2着を順番通りに的中させる馬券で、馬連よりも配当が大きい馬券です。
少頭数でもそれなりの配当が期待できるので、積極的に活用することをおすすめします。
特に、信頼度の高い人気馬を見つけたときに、その馬を1着固定にして馬券を買うという方法が有効です。
信頼度の高い人気馬はそれだけ勝率も高くなるので、馬券が当たる可能性も高くなるでしょう。
また、人気薄の馬で激走する可能性が高い馬を見つけられれば、その馬から1着固定で馬単を買うという方法もあります。
人気薄の馬が1着になれば、少頭数のレースでも万馬券となることがあります。
多頭数のレースでは馬単は的中しにくい馬券ですが、少頭数の新馬戦では積極的に活用してください。
調教の良い馬で馬連BOX買い
新馬戦で重要な予想ファクターの一つとなるのが調教です。
出走馬の過去の戦績データがないので、出走馬の能力は調教で推測しなければいけません。
調教タイムが良い馬は、それだけ脚力や心肺機能に優れている馬です。
デビューに向けてしっかりと走りこまれていることもわかるので、新馬戦で好成績を残しやすい傾向が見られます。
調教タイム良い馬をピックアップし、選んだ数頭の馬で馬連BOXを買うというのもおすすめです。
4頭の馬連BOXなら組み合わせは6点で、5頭の馬連BOXなら組み合わせは10点です。
点数もそこまで多くないので、あまり支出の面で気にすることもありません。
単純に調教の良い馬同士で、馬連の組み合わせを買ってみるというのも1つの方法としてありです。
また、調教はタイムだけでなく、雰囲気も大事になります。
タイムは良くなくても、競馬新聞のトラックマンの評価が良いことがあります。
こういった馬についても調教が良いと判断し、馬券に組み込むようにしてください。
人気薄の馬を紐にいれた3連単フォーメーション
「やっぱり3連単が買いたい」と考える人も多いかもしれません。
3連単は高配当的中が狙える馬券なので、リスクがあってもやはり魅力的に感じますよね。
新馬戦は予想が難しいので3連単は避けたいところですが、当たったときのリターンが大きいのも事実です。
新馬戦で3連単を買うときは、人気薄の馬を紐に入れるように意識してください。
そして、多少は手広く買う必要があります。
点数は増えてしまいますが、馬券は当てることが重要です。
軸馬は確実に上位に来そうな人気馬から選び、激走しそうな人気薄の馬を紐として絡めます。
できればBOX買いはやめて、フォーメーションで点数を減らすよう意識するのも大切です。
1着には人気している軸馬を選んで、2・3着に人気薄の馬を絡めるようにしてフォーメーションを組み立ててみましょう。
新馬戦は荒れる?
新馬戦は予想が難しいレースですが、実際に荒れるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
実際には、新馬戦でも堅く決まるケースがあるのも事実です。
必ずしも荒れる結果となるわけではありません。
しかし、新馬戦では圧倒的な1番人気に支持されている馬が、あっさりと負けてしまうケースも多々あります。
そうなると高配当も狙えるので、人気になっている馬が信頼できる馬なのかを見極めることが重要です。
他のレースの圧倒的1番人気よりも、新馬戦の圧倒的1番人気の方が未確定要素が多いです。
走ってみなければ本当に強い馬なのかわからない状態なので、1番人気の馬に賭けるリスクが大きいと言えるかもしれません。
新馬戦では危険な人気馬がいるかどうかをチェックし、高配当的中を目指してください。
まとめ
新馬戦は出走馬の過去のデータがないので、予想が難しいレースとして知られています。
新馬戦の予想はどうやっていいかわからない、という人も多いかもしれません。
新馬戦では、以下の馬券の買い方を意識してください。
・単勝・複勝が大事
・少頭数なら1着固定の馬単
・調教の良い馬で馬連BOX買い
・人気薄の馬を紐にいれた3連単フォーメーション
馬券は、3連単のみにこだわる必要はありません。
レースによって、券種を使い分けることも重要です。
信頼度の高い軸馬や激走しそうな人気薄の馬を見つけ出し、新馬戦で万馬券を的中させてくださいね。