目次
新馬戦の特殊性
新馬戦は、初出走の馬のみで行われるレースです。
他のレースとは違った特殊性があるので注意が必要です。
新馬戦ならではの予想方法が、馬券を的中させるポイントとなります。
何より、新馬戦ほど出走馬同士の実力差があるレースはありません。
例えば、新馬戦を勝ち進むと、1勝クラス、2勝クラスなど実力に応じて、クラス分けがされます。
ところが新馬戦は全ての馬が初出走であり、後のG1馬が混じっていることもあります。
過去には「伝説の新馬戦」と呼ばれ、後のG1ホースが何頭も出走している新馬戦もありました。
後のG1馬と未勝利で引退するような馬が一緒に走ることもあるというのが、新馬戦の魅力の一つです。
この特殊性を理解しながら馬券を買うことで、高配当が的中するようになるかもしれません。
後のG1馬となるような馬を見つけられるかが予想でのカギとなり、馬券を当てるための秘訣です。
新馬戦の特殊性を上手く利用することで、回収率アップを狙えます。
今回は新馬戦で稼ぐための予想方法や激走する穴馬を見つけ出す方法を紹介します。
通常のレースと異なるポイント、馬券の買い方など押さえて万馬券を的中させてくださいね。
新馬戦で稼ぐ5つの予想方法
新馬戦の予想では、他のレースとは違う予想ポイントがあります。
通常のレースと同じように予想をしてしまうと、新馬戦の特殊性により馬券が外れてしまうかもしれません。
そこで、新馬戦で稼ぐために押さえておくべき5つの予想方法を紹介します。
血統で得意な条件を推測
新馬戦は、他のレースと違って予想材料に乏しいのが特徴です。
数少ない予想材料を最大限活用して予想していかなければいけません。
その中でも、予想の大きなヒントとなるのが血統です。
競馬はブラッドスポーツと呼ばれ、血統が重要な要素とされています。
出走馬の過去のデータがないため、馬の特徴は血統から予測していく必要があります。
例えば、父馬が「ハービンジャー」であったときに、「ハービンジャー」は欧州馬で力のいる馬場を得意としていたため、産駒も同様にパワーが求められるコースで能力発揮しています。
そのため、「ハービンジャー」産駒なら、札幌など洋芝のコースの新馬戦で狙いたいところです。
父馬がダート馬であると、産駒もダート適性が高いことが予想されます。
ダートの新馬戦において1番人気の馬が、血統面でダートを得意としていない場合は危険な人気馬となります。
競走馬は距離や馬場によって自分の持つ能力を発揮できるのかが変わるため、得意な条件を見極めなければいけません。
血統面から初出走となる馬の得意な条件を推測し、オッズに惑わされないように予想を組み立ててください。
調教タイムをチェック
新馬戦の予想では、調教も大事な予想ファクターの一つとなります。
調教では初出走となる馬の走りを見られるので、ある程度レースをイメージしやすくなりまます。
調教で注目したいのは全体のタイムと最後の1ハロンのタイムです。
まず、調教全体で良いタイムが出ていると、心肺機能が高いことがわかります。
しっかりと乗り込まれている証拠でもあり、全体のタイムはその馬の能力を判断する基準になります。
そして、ラスト1ハロンのタイムも見なければいけません。
例えば、栗東の坂路で4ハロン53.0秒というタイムが出ていたときラスト1ハロンが12.5秒なのか、13.5秒なのかによって大きく見方が変わります。
ラスト1ハロンで12.5秒というタイムだと、最後までバテずに走り切れています。
ところがラスト1ハロンが13.5秒だと、最後の1ハロンでバテていっぱいいっぱいだったという評価になるのです。
栗東坂路で速いタイムを出せる馬は、瞬発力があって鋭い脚を使える能力を秘めています。
最後でバテているようだと、長く良い脚は使えないでしょう。
調教の最後の1ハロンにも注目し、余力を残して良いタイムを出している馬を積極的に狙ってください。
調教師のコメントで勝負気配を読み取る
新馬戦は予想材料が少ないので、陣営のコメントなども予想の参考にする必要があります。
デビュー前の調教師のコメントで、どのような発言をしているかはチェックしておきたいところです。
陣営のコメントでは、強気なのか弱きなのかがわかります。
自信を持ってレースに送り込んでいる場合は、調教師や調教助手も強気なコメントをしています。
逆に新馬戦ではレースを一度経験させるだけで、勝ち負けを意識していないこともあります。
そういった場合には陣営のコメントでは、勝負気配がないことを匂わせるコメントが多いです。
新馬戦で必ず仕上げてくるというわけではありません。
レースで使いながら鍛えるという方法もあったり、オーナーの意向により無理やり出走させられるようなこともあります。
調教師などのコメントから勝負気配を読み取り、新馬戦できっちり仕上げてきているかを判断するようにしてください。
パドックで馬体を確認
新馬戦のパドックでは、その馬の特徴を掴むチャンスです。
馬体から、出走馬の適性を予測することも可能です。
例えば、蹄から球節の間の部分の繋ぎに注目してください。
繋ぎは馬によって、その角度は様々です。
横から見たときに繋ぎが垂直に近い馬は繋ぎが立っていると表現され、ダート向きであるとされています。
逆に、繋ぎが寝ている馬については、芝向きの馬体となります。
また、体型も様々です。
胴が短い馬は、短距離に向いているとされています。
反対に胴が長い馬は、長距離向きの馬です。
胴が長く余分な筋肉がついていないシャープな馬体だと、芝の長距離レースで実力を発揮できます。
筋肉質で胴が詰まった体型だと、ダートの短距離戦が合っています。
新馬戦の予想をするときには、パドックからも適性を見極めるように意識してください。
少頭数なら1着固定もあり
新馬戦では、少頭数となることもあります。
少頭数の新馬戦では、1着固定で馬単や3連単を購入するのもおすすめです。
少頭数の場合はオッズも低くなりがちで、大きな配当は期待できません。
荒れやすい新馬戦と言えども、そう簡単には高配当が飛び出ないのが少頭数のレースです。
そこで、少頭数なら1着固定で馬券を買って、少しでも配当の旨みを狙えるようにしましょう。
多頭数のレースではこのような賭け方をしていると、点数も多くなり、的中率も下がってしまいます。
しかし、少頭数ならある程度の的中率を維持することが可能です。
強い馬が出走するような新馬戦だと少頭数になりやすいので、そのときには1着固定でプラス収支を目指してください。
まとめ
新馬戦は初出走のみの馬で行われるレースなので、通常のレースとは違った特殊性があります。
予想するときのポイントも異なってくるので、新馬戦ならではの予想方法を確立することが大事です。
新馬戦では血統から得意条件を見極めたり、調教タイムで出走馬の能力を予測する必要があります。
予想材料が乏しい新馬戦では、陣営のコメントなども予想の参考にすることが大切です。
パドックで馬体をチェックし、新馬戦で能力を発揮できるのかもチェックしておくのもおすすめです。
他のレースとは違った予想方法で、新馬戦でも的中率を上げる必要があります。
予想の材料となる要素はできるだけ活用し、総合的に判断するのが新馬戦の予想のポイントとなります。
馬券購入のヒント探し出して、荒れる新馬戦で高配当を狙ってみてくださいね。