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競馬予想に欠かせない調教タイム
競馬予想に欠かせない重要な予想ファクターの一つが、調教です。
普段のレースでも、調教タイムを基準にして予想をしている人も多いのではないでしょうか。
調教はレース前に、馬の調子を見極めるのに役立ちます。
実際に走っている姿を見れば、レースへの臨戦態勢が整っているかがわかります。
調子が悪い馬は、調教でも良いタイムを出すことができません。
良いタイムが出ているのは好調の証なので、レース予想をする際には調教をチェックしておくことが重要になってきます。
今回は、過去のレースデータがない新馬戦において、調教を中心とした予想をするために覚えておきたい調教タイムの基準などを紹介します。
新馬戦で馬券を当てるなら、調教タイムを駆使した予想をしなければいけません。
是非、調教の見方を参考にして、新馬戦で高配当を的中させてくださいね。
新馬こそ調教が重要
調教タイムは、新馬戦でこそさらに重要度が増します。
なぜなら、新馬戦は予想材料が乏しく、数少ない予想ファクターを駆使していかなければいけないからです。
通常のレースなら調教をあまり気にせずに馬券を当てることも可能ですが、新馬戦では調教は無視できません。
また、調教はレース前に実際に走っている姿を見られる絶好の機会です。
新馬戦では初出走の馬のみが出走するので、走っている姿を見られるのはかなり貴重です。
パドックでは歩いている姿しから見れないので、調教で走るときのフォームなどを細かくチェックするのが重要となってきます。
走りを見ることで、レース本番での点買いも予想しやすくなります。
新馬戦こそ調教が大事な予想ファクターとなるので、新馬戦では調教の重要度が高いということを頭に入れておいてください。
新馬戦で勝ち負けできる調教の基準タイムは?
調教は大事な予想ファクターだとわかっていても、タイムの見方がわからないという人も多いかもしれません。
競馬初心者でも調教を予想ファクターとして取り入れるためには、基準となるタイムを覚えておくことが大切です。
どれくらいのタイムが良いタイムなのか悪いタイムなのかを把握しておくと、予想をするときにも困りません
そこで、新馬戦で勝ち負けできる調教の基準タイムについて解説します。
坂路
坂路は、脚力を鍛える上で非常に重要な調教の一つです。
坂路で良いタイムを出せる馬は、優れた瞬発力の持ち主と言えます。
坂路は、栗東と美浦とでは基準とする調教タイムが大きく異なってきます。
まず、栗東の坂路において基準としたいタイムが、4F53.5秒です。
このタイムよりも良いタイムが出ていれば、新馬戦で勝ち負けできる能力を秘めていると考えられます。
美浦の坂路では、4F53.0秒を基準タイムと考えてください。
美浦の坂路は栗東よりも、若干タイムが出やすいという傾向があります。
そのため、単純にタイムだけを見るのではなく、栗東の坂路だったのか美浦の坂路だったのかもチェックしなければいけません。
また、最後の1Fにおいては、12秒台であることが望ましいです。
13秒以上となっていたときは、最後がいっぱいいっぱいでバテていたと考えられます。
全体のタイムだけでなく、最後の1Fもしっかりと確認しておいてください。
ウッドコース
次に、心肺機能を高めるために使用されるウッドコースの基準タイムについて解説します。
ウッドチップコースは坂路よりも長い距離で調教が行われますが、6F83.0秒というのが新馬戦で勝ち負けできる基準タイムです。
84秒を超えているようだと調子が悪いか、スタミナがない馬だと考えられます。
また、こちらは馬なりでの基準タイムだと考えて、一杯の場合にはもっと早いタイムでなくてはいけません。
一杯の場合には81秒台をマークしておきたいというのが本音です。
ラスト1Fでは、12秒台前半をマークしておきたいところです。
もしも11秒台をマークできれば、かなりの心配機能を有していると予想できます。
ウッドコースで好タイムが出ている馬は、最後まできっちりと良い脚を使えます。
最後の直線でバテて馬群に沈むということも考えにくいので、馬券の軸馬として最適です。
ポリトラックコース
最後に、ポリトラックコースでの基準タイムを解説します。
ポリトラックの特徴は、芝コースに近い感覚で非常に速い調教タイムが出てしまうことです。
6Fで81.6秒というのが基準タイムであり、追えば追うほどタイムは良くなります。
馬なりで楽に好タイムを出すことが条件となり、一杯で好タイムが出ていたとしても過信はできません。
調子が悪かったとしても、良いタイムが出てしまうというのも特徴の一つです。
好タイムを出しているからと言って、安易に調子が良いと判断してはいけません。
他の調教コースと比べて、タイムがあまり当てにならないということは覚えておく必要があります。
ポリトラックコースでのタイムはあくまでも参考程度にし、その他の予想ファクターで能力を判断してください。
調教相手とタイム差もチェック
調教は、複数頭で一緒に行われることもあります。
これを併せ馬というのですが、併せ馬の相手が誰だったかや先着できたかどうかも重要な予想ファクターとなります。
例えば、未勝利クラスの馬と一緒に入って同じタイムだったときと、3勝クラスの馬と同じタイムだったときでは大きく評価が異なるのは当然です。
デビュー前の新馬なのに3勝クラスの馬と同等の走りを見せたということであれば、新馬戦で勝ち負けしても全くおかしくありません。
逆に未勝利クラスと同等の内容となると、高く評価はできないでしょう。
新馬戦で勝てなかった馬と同じ走りでは、同様に新馬戦で苦戦をしてしまうことが考えられます。
また、先着を許していたとしても、強い相手にあまりタイム差がなければ高く評価できます。
併せ馬の相手は必ずチェックし、先着したのか何秒遅れたのかは確認を怠らないようにしてください。
調教の雰囲気も大事
調教では、タイムでは言い表せない雰囲気があります。
調子の良い馬はタイムが平凡でも、走りから伝わってくる雰囲気が良いというのが特徴です。
こういった雰囲気についてはタイムではわかりませんが、トラックマンが雰囲気を察知してくれていることがあります。
競馬新聞などの紙面で、調教欄を確認すればトラックマンの調教評価が見られます。
タイムが良くなかったとしても、雰囲気が良けれんば自然と調教評価も高くなります。
調教ではタイムだけに囚われることなく、その馬が持つ雰囲気も大事にしてください。
まとめ
新馬戦では、調教が非常に重要な予想ファクターとなります。
調教タイムで馬の能力や調子を予測することが大切です。
調教タイムを見るときには、基準となるタイムを覚えておかなければいけません。
比べるタイムがないと、調教タイムを見ても良いタイムなのか悪いタイムなのか判断が難しくなります。
基準となるタイムよりも良いタイムを残している馬については、新馬戦で勝ち負けできる能力があると判断できます。
そして、調教ではタイムだけでなく併せた相手の馬の実力や雰囲気も重要です。
タイムだけに囚われてしまうと、大事な点を見落としてしまいます。
調教では基準となるタイムに達しているかを確認しながら、併せた相手の実力や調教そのものの雰囲気も確認し、新馬戦で勝ち負けできる能力があるかを判断してくださいね。