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新馬戦で勝率を上げるには?
新馬戦は、初めてレースに出走する馬だけで行われる特殊なレースです。
馬柱を見ても過去の成績がないので、どこを見て予想をすればいいのかわからないという方も多いかもしれません。
新馬戦のオッズは当てにならないことも多く、低評価だった人気薄の馬が上位に飛び込んでくることもあります。
「新馬戦の予想は難しい」
そう思って、新馬戦の馬券を買うことを避けている人もいるのではないでしょうか。
新馬戦で馬券を買うときに重要になってくるのは、通常のレースとの違いを理解することです。
新馬戦は競馬のレースの中でも特殊なので、通常のレースと同じように考えてはいけません。
新馬戦での馬券の勝率を上げるためには、勝率の高い種牡馬や騎手などのデータを把握しておくことが重要になってきます。
出走馬の過去のレース成績がないときには、種牡馬や騎手といったデータを積極的に活用することが大事です。
今回は、競馬の新馬戦で馬券を当てるために、勝率の高い血統や騎手などの情報をまとめてみました。
新馬戦で勝率の高い種牡馬
競馬において重要な予想ファクターの一つとなるのが、血統です。
競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれるほど、血統が重視されています。
その馬の能力や適性について、血統からある程度推測することが可能です。
血統と聞くと難しいイメージを持つ人も多いかもしれません。
血統は奥が深いので、まずは種牡馬に注目してみるのがおすすめです。
新馬戦に強い種牡馬がいたりと、種牡馬によって傾向が異なるので、新馬戦で勝率の高い種牡馬データを紹介します。
ディープインパクト
新馬戦で勝率の高い種牡馬として押さえておきたいのが、「ディープインパクト」です。
「ディープインパクト」は日本競馬が生んだヒーローで、2019年7月にこの世を去ってしまいましたが依然として産駒が活躍を続けています。
「ディープインパクト」産駒の最大の特徴は、何と言っても完成度の高さです。
早い時期から活躍が見込め、新馬戦でも他馬と比べで完成しきった馬体であるのが特徴となっています。
特に、芝レースでの新馬戦での勝率が高い点に注目です。
2017~2019年の3年間において牡馬の2歳馬は、連対率44.6%、3着内率59.3%と驚異的な数字を残しています。
パンパンの良馬場ではスピードに乗り、最後の直線で切れ味鋭い末脚を見せます。
距離の長い新馬戦では、後方から凄い追い込みを見せるので目が離せません。
新馬戦では、完成度の高い「ディープインパクト」産駒を積極的に狙ってみてください。
エピファネイア
新馬戦では、「エピファネイア」産駒にも注目です。
「エピファネイア」自身もクラシック路線で活躍をしていましたが、産駒も早い時期から活躍をする傾向にあります。
「エピファネイア」産駒は2019年の新馬戦で、連対率26.5%、3着内率32.7%と良い成績を残しています。
1番人気になることも多く、2歳馬とは思えない身体つきの馬が多い点も魅力です。
産駒の当たりハズレが多いタイプだという印象を持っている人も多いかもしれませんが、2歳馬の勝ち上がり率が高い種牡馬です。
新馬戦で好走率が高いので、新馬戦では馬券を積極的に買う必要があります。
距離についても融通が利き、様々な条件で力を発揮しています。
パワーもあり、ダート戦においても目が離せない種牡馬です。
今後も大物産駒を輩出することが予想されるので、今後も「エピファネイア」産駒に注目です。
キズナ
そして、「キズナ」産駒も2歳戦から活躍する傾向があります。
「キズナ」自身は日本ダービーの勝ち馬であり、「ディープインパクト」の後継種牡馬として期待されています。
現在のところ大物感に溢れるようなタイプは登場していないものの、平均的にレベルの高い産駒を輩出しています。
勝ち上がり率も高いだけでなく、次の1勝クラスにおいても好成績を残しています。
「キズナ」産駒が好成績を残しているのは、中山芝コースと小倉芝コースです。
小回りコースが得意な傾向で、器用な産駒が多いというのも特徴です。
好位から競馬を進めるレースセンスもあり、新馬戦で有利な戦法が取れるのも魅力となっています。
3:新馬戦で勝率の高い騎手
競馬予想では、騎手も重要になってきます。
レースの勝敗を左右するのは馬の実力ですが、騎手の腕前で実力差が逆転してしまうこともあります。
上手い騎手はオーナーからも信頼され、より勝率の高い馬に乗ることができるのです。
騎手によっては、新馬戦を得意不得意としているケースがあります。
そこで、新馬戦で勝率の高い騎手データをまとめてみましたので、馬券を買うときの参考にしてください。
3-1:C.ルメール
新馬戦において高い勝率を残している騎手が、ルメール騎手です。
ルメール騎手は、2020年もリーディングジョッキーに輝いています。
大レースで結果を残していますが、新馬戦での勝率が高い点にも注目です。
やはり期待している馬のデビュー戦には、リーディングジョッキーのルメール騎手に乗ってもらいたいのがオーナーの本音です。
自然と強い馬がルメール騎手に集まるので、新馬戦の勝率が高くなるのも当然と言えるかもしれません。
2019年6月1日から2020年3月21日までの新馬戦での騎手別成績では、ルメール騎手が勝率32.1%とかなり高い数字を残していました。
ルメール騎手は無駄な動きをせずに、馬の能力を最大限発揮しています。
期待馬を期待通りに勝たせることに長けているので、新馬戦で評判馬に乗っているルメール騎手は要チェックです。
3-2:川田将雅
新馬戦においては、川田騎手も非常に良い成績を残しています。
2019年6月1日から2020年3月21日までの新馬戦での騎手別成績で、川田騎手は勝率32.8%と好成績を残していました。
これは、ルメール騎手をも上回る勝率です。
川田騎手もルメール騎手同様に、素質馬のデビュー戦を任されることが多い騎手です。
川田騎手は非常に追える騎手で、動きの悪い馬も川田騎手が乗れば良い動きを見せてくれます。
最後の直線でのもうひと伸びにも繋がり、勝ち切れなかった馬を勝たせられるのが特徴です。
新馬戦では馬を教育しながら、闘争心を掻き立てて勝たせる競馬をしています。
人気薄の馬に乗っていたとしても、勝ちに貪欲な騎手なので無視できません。
川田騎手はルメール騎手のライバルとも言える存在なので、新馬戦で期待の馬に乗っている2人のジョッキーの戦いに注目です。
まとめ
「新馬戦は予想が難しい」
そういった悩みを抱えている競馬ファンも多く、新馬戦で馬券を買うのを避けている人もいます。
それだけ、新馬戦は他のレースとは違った特殊なレースだということです。
ただし、新馬戦では血統や騎手に注目してみると、勝率の違いが浮き彫りになってきます。
勝率の高い血統や騎手のデータを把握しておくと、新馬戦での予想に役立ちます。
予想に迷ったときに重視できる予想ファクターとなるので、馬券を買う前に血統や騎手はチェックしておかなければいけません。
「新馬戦での勝率が高い」というデータは、たまたまではないことが考えられます。
何かしら勝利が高くなっている要因があるので、勝率が高いというデータは無視できません。
勝率の高い種牡馬や騎手を積極的に狙って、新馬戦での馬券回収率アップを目指してくださいね。